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御社に残課題が
まだある理由は
なんですか?
従業員50名以下の会社の、社長しかできない仕事を紙一枚の手順にします。
今週も、こんなことがありませんでしたか
- 請求書の最終確認は、社長がしている。それで回っているので、誰も困ったと言わない。
- 「あの件どうなった」と聞くのは、いつも社長だ。
- 業者に入れてもらったシステムが分かる人が、社内にいない。
- 新しいソフトを入れたが、使っているのは一人だけだ。
黒字でも、会社をたたむことはあります。2025年に休業や廃業、解散をした会社の52.8%は黒字でした(東京商工リサーチ、2026年1月公表)。黒字かどうかとは別に、社長しかできない仕事は、社長が休めばその間止まります。社長に仕事が集まっている今の形は、会社が回っているうちなら直せるものです。まずは、その仕事を紙一枚に書き出すところからです。
仕事のやり方を変えようとしても、なかなか手が付かないものです。中小企業の経営者に、デジタル化(DX)に手を付けていない理由を聞いた調査があります。「後回し」が30.1%、「時間がない」が27.2%、「進め方が分からない」が24.0%でした(フォーバル GDXリサーチ研究所、2026年1〜2月調査)。やることを紙一枚に順番に書いてしまえば、次に何をするかで迷わずに済みます。時間がない、後回しになる、というのも、何に時間を取られているかが見えれば、時間の使い方は直せることがあります。
御社が手を付けていない理由は、「後回し」「時間がない」「進め方が分からない」のどれかですか。あるいは、ソフトやシステムをもう入れたのに、使われていないのでしょうか。
当てはまるものに、チェックを入れてください
チェックを付けただけでは、こちらには何も送られません。
チェックすると、ここに判定が出ます。
その手間は、一年でいくらですか
デジタル化で困っていることを聞いた調査があります。「費用対効果の測定困難」、つまりお金をかけて元が取れるか分からないと答えた会社が、50.0%でした(日本政策金融公庫、2024年3月調査)。元が取れるかを考えるには、先に今いくらかかっているかを知る必要があります。まず今の手間が一年でいくらになるか、下で計算してみてください。
週時間 × 人 × 時給円 × 52週 = 年円
- 時間:転記や確認、「あの件どうなった」の聞き直しに、一人が週に何時間使っているか。人によって違うなら、だいたいの平均で
- 人:その手間に関わっている人数(社長も数えてください)
- 時給:分からなければ、月の給料を働いた時間で割った額で。社長やご家族の分は、もし人を雇ってその仕事を任せたら払う時給を入れてください。少なめの数字でかまいません
三つとも入れると、ここに一年分の金額が出ます。
年 円
もっと少ないか、多いか。御社の数字で埋めてみてください。
二営業日以内に、御社の一件の見立てを文章でお返しします。売り込みの電話はしません。
このまま一年たったら
何もしなければ、一年後も同じ仕事を社長がしているはずです。上で出した金額を、もう一年払うことになります。
最低賃金は2026年度に全国加重平均で1,177円になり、前年度より56円上がりました。政府は2020年代に1,500円という目標を出しています(労働政策研究・研修機構、2026年10月)。最低賃金に近い時給で人を雇っていれば、同じ手間でも払う額は上がります。最低賃金は自分では決められませんが、手間のかかるやり方は直せるものです。手順を書き出すことなら、今日からでも始められます。
人手不足で倒産した会社は2025年に427件で、初めて400件を超えました。そのうち77%は従業員10人未満の会社です(帝国データバンク、2026年1月公表)。人手不足は一社では止められません。ただ、誰かが抜けると仕事が止まる、という形は、手順を書いておけば直せるものです。書くなら、人がいる今のうちです。
ソフトやシステムを入れるなら、国の補助金が使えることがあります。デジタル化・AI導入補助金2026の場合、第7次(通常枠など)の締切は2026年12月1日17時です。その次の締切は、まだ発表されていません(デジタル化・AI導入補助金 事務局、補助金ポータル)。
「でも、うちは」と思ったら
- うちは小さいから
- 小さい会社だと、社長が何でも分かっているので、何でも社長に聞きに来ます。つまり、毎日の仕事に社長の代わりがいません。会社を継ぐ人でも同じことが起きていて、跡継ぎが決まっていない小規模企業は57.3%です(帝国データバンク、2026年1月)。社長しかできない仕事を紙に書いておけば、社員に任せられます。
- 今は忙しいから
- 忙しいのは本当だと思います。デジタル化に手を付けていない会社が挙げた理由でも、「時間がない」が27.2%あり、御社だけの話ではありません(フォーバル GDXリサーチ研究所、2026年1〜2月調査)。ただ、その忙しさのうち何割かは、社長が抱えたままの仕事のせいではありませんか。
- 業者に頼んでいるから
- 外に頼める相手がいるのは強みです。デジタル化が進んだ会社に理由を聞くと、一番多かったのも「外部専門家の活用」で、34.2%でした(フォーバル GDXリサーチ研究所、同じ調査)。外の詳しい人に頼んだ、ということです。業者がいても残っている課題は、もともと業者の仕事に入っていなかったものではありませんか。
- AIはまだ早いから
- 生成AIを使っている会社は、大企業で46.5%、小規模企業で28.0%です(帝国データバンク、2026年3月調査)。小さい会社ではまだ使っていないところが多いので、早いと感じるのはもっともです。ただ、AIに仕事を任せるには、まずその仕事のやり方がはっきりしていないといけません。やり方が紙に書かれていない仕事にAIだけ入れても、うまく動きません。先に紙一枚に書きませんか。
どれも、もっともな理由だと思います。ただ、社長の手元の仕事をこのままにしておいていいかは、上で出した金額を見て決めてください。
メールを送ったら、どうなるか
- 会社名と、一番気になっている一件を書いて送ってください。きちんとした文章でなくて大丈夫です。どれか一件に決められなければ、いま時間を取られていることを一行で書いてください。チェックや計算をしてからボタンを押すと、その結果がメールに入ります。要らなければ消して送ってください。会社名を出しにくければ、まず一件だけ送ってください。会社名は返事を読んでからで結構です。
- 二営業日以内に、御社の一件の見立てを文章でお返しします。売り込みの電話はしません。
- もっと話を聞きたければ、初回相談(オンライン)をお受けします。残っている課題を伺って、AIを入れるのか、システムを入れるのか、仕事のやり方を変えるだけでいいのかを一緒に考えます。AIが要らないときは、要らないと言います。
初回相談(1時間・オンライン)は無料です。二回目からは90分3万円で、こちらから直し方を提案します。自動継続はありません。初回だけで終えてかまいません。
向いている会社、向いていない会社
向いている
- 社長が自分で最後の確認までしている
- 業者やソフトにお金を払っているのに、手間が減っていない
- 何から手を付けるかを一つに決めたい
向いていない
- システムを作る会社や、ソフトを買う先を探している
- 会社に毎日来てくれる外部の人を探している
- 会社と関係のない、個人のご相談
書いている人
苗代芳一です。IT運用改善20年の運用屋です。運用屋というのは、会社のシステムが毎日止まらずに動くよう面倒を見る仕事です。システムの面倒を見る手間を減らす工夫を、ずっと続けてきました。
このページには、事例も成果の数字も載せていません。その代わり、最初のお返事で御社の一件の見立てを書きます。相談相手として頼れるかどうかは、それを読んで決めてください。
気になる一件を、一行で送ってください
mylemajp@gmail.com
ボタンを押してもメールの画面が出ないときは、このアドレスに件名「残課題の件」で送ってください。
出典
- 東京商工リサーチ TSRデータインサイト(2025年の休廃業・解散)2026-01-09。休廃業・解散 6万7,210件、黒字企業率52.8%。https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1202284_1527.html
- 帝国データバンク 人手不足倒産(2025年)2026-01-08(HRプロ掲載)。427件(初の400件超)、従業員10人未満が77%。https://www.hrpro.co.jp/keiei/articles/news/3686
- 帝国データバンク 後継者不在率 2026-01(ITmedia ビジネス掲載)。小規模企業57.3%。https://www.itmedia.co.jp/business/spv/2601/07/news040.html
- 帝国データバンク 生成AI活用(2026年3月調査、1万312社)2026-05-15(ITmedia NEWS掲載)。大企業46.5%、小規模企業28.0%。https://www.itmedia.co.jp/news/article/2605/15/1260515115/
- フォーバル GDXリサーチ研究所 中小企業経営者調査(2026年1〜2月調査、1,647人)Web担当者Forum/PR TIMES掲載。後回し30.1%、時間がない27.2%、進め方が分からない24.0%、外部専門家の活用34.2%。https://webtan.impress.co.jp/r/prtimes/items/000000086.000117855
- 日本政策金融公庫 調査結果 No.181(2024年3月調査、4,350社)。費用対効果の測定困難50.0%。https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/topics_no181_2409_1.pdf
- 労働政策研究・研修機構(JILPT)2026年10月。最低賃金 全国加重平均1,177円(56円引き上げ)、政府目標は2020年代に1,500円。https://www.jil.go.jp/kokunai/blt/backnumber/2026/10/special_03.html
- デジタル化・AI導入補助金 事務局 公募スケジュール(2026-10-30 確認)。通常枠など 締切 2026年12月1日 17:00、8次締切分は日時の記載なし。https://it-shien.smrj.go.jp/schedule/
- 補助金ポータル デジタル化・AI導入補助金2026 スケジュール(更新 2026-10-02)。第7次締切 2026年12月1日 17:00、8次以降は未公表。https://hojyokin-portal.jp/columns/degital_ai_schedule